八日の木曜日まで結構のんびりとしていた。
ホームセンターの初売りに行って春になったら蒔く種を買ったり、
暫く前から考えていた台所回りの模様替えをして夫を驚かせたり、
スキーの年明け初滑りにも行ってきた。
あとは、年末にしなかった台所の水回りとレンジの念入りな掃除をした。
そして、金曜日から私のプロジェクトが動き出した。
金曜日に、契約同時決済で戸建物件を購入したのだ。
私がインターネット上で見つけた物件である。
私のプロジェクト、と言っても過言ではないであろう。
金曜日は降雪の天気予報通り、明け方から雪が降っていたようであった。
午後は雪が止む予報であった筈が、
きっぱりとは止む様子ではなくなっていた。
夫は物件購入後に最初の手順として、
駐車スペースを作る為に敷地入り口の植栽を伐採する予定でいた。
決済が済んだら、その足で物件に向かう積りでいたけれど、
降り止まない雪を見ていたら気持ちも萎えて、一旦帰宅する事にした。
紅茶を淹れて、上田で買ってきたケーキを食べて一息入れた。
少しすると雪が止んだ。
夫は、もうとても寒いだろうから自分だけ行ってくるよ、と言う。
だが、やっと決済も終わり、初めの一歩、なのだ。
勿論私も行く、と言って、しっかりと暖かい格好に支度して二人で出掛けた。
物件は、玄関の鍵が中からネジを回す鍵なので、
台所の勝手口の南京錠を開けて出入りをするようになっている。
その南京錠も、内見した時から穴が埃で埋まって閉まらなくなっていて、
実際には鍵は掛からなくなっている状態であった。
予めそこに使う積りで購入しておいた新しい南京錠を持って行った。
物件に到着して、これからよろしくお願いします、と
夫と二人で声に出してご挨拶を申し上げた。
夫が車からチェーンソーを持ってきた。
チェーンソー。
チェーンソー、と言ったら、ジェイソン、であろう。
私はオカルトやああいった類のバイオレンス系の映画は見ないので、
時折目にしてしまうポスターや予告編などで、
ジェイソンがチェーンソーを使う、という事は知っている。
夫は、久しぶりだけどちゃんとエンジンがかかったから良かった、と言って、
早速スゴイ音をたてて木を切り始めた。
夫は、久しぶりだとは言っているけれど、
チェーンソーを操る手つきは慣れたモノであるようだった。
チェーンソー、である。
私の過去を振り返ってみても、チェーンソーを操る男は一人も存在しなかった。
そういえば、耕運機を操る男も居なかったし、
臼と杵で餅つきをする事に慣れている男も居なかった。
夫は、すごい男だ、と思った。
スゴイ音とオイルの匂いから離れて、
家の中で少しモノを動かしたり、押入れの中を検分したりした。
始めるのが遅かった所為で、直に暗くなってきた。
手元が見えなくて危ないから、もうそろそろ止めようよ、と言って、
切り倒した木を少し片付けてから車に乗った。
ねぇ、チェーンソーって言ったら、ジェイソン、だよね。
ジェイソンは映画の中でこういうのでチュイィーンって切りつけたりするの?
どこをどう切りつけて血がぴゅーっとなるのか知らないけれど、
夫は、ジェイソンのチェーンソーは電動なんじゃないかなぁと言っていた。
夫のチェーンソーはヒモを引いてエンジンをかけるので、
ノリが違うのではないか、という事であった。
私にとってはどちらでも余り変わらないような気もしたけれど、
ジェイソンのチェーンソーならオイルの匂いはしないのだろう。
夫が決済も無事済んだし、ウナギが食べたい、と言うので、
いつものツルヤに寄る事にした。
夫と美味しいウナギを一緒に食べてお祝いをした。
プロジェクトの始動は、これから暫くの間は労働力投入、を意味している。
折りしも厳寒の時期だ。
体調を万全に整えて取り掛かりたいと思っている。


どのように変わっていくのか、楽しみにしております。
指値がキツかったかなぁ、と思って、ちょっと買えないカモね、と夫と話していたのは、秋だったでしょうか。
指値が通った時に、夫が「大変な事になった」と電話してきたのを思い出します。
色々と制約がある中で、あれこれと考えるのはとても楽しい作業です。
お知恵の拝借をお願いする事もあるかと思います。
今年もどうぞよろしくお願い致します。